セミナー放射線医療国際コンソーシアムセミナー

 
原爆から学ぶ放射線障害研究


関根一郎
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科病態分子解析研究分野


急性原爆症、また、後障害は人類にとって、まさに初めての経験であった.もちろん、1895年のレントゲンによるX線発見、また、キュウーリ夫妻によるラジウムなどの発見以降、放射線障害は知られ研究されていたにせよ、人類にこれほど放射線が障害を与えた事例は原爆をおいてない。

今回のセミナーでは、原爆から学んだことに発した、原研病理の放射線障害研究の一端を解説し、皆さんのご意見をいただきたい。

内容:急性放射線障害の病理形態学的変化について、急性放射線障害の個体差について、実験的放射線腸炎について、急性放射線障害治療について、など。