|
 |
組織:研究機器管理 |
|
|
目的
放射線生物科学研究の基盤機器として、放射線障害解析用化学系研究機器一式を原爆後障害医療研究施設化学系共同実験室に設置し管理する。
メンバー
近藤 宇史* |
大学院医歯薬学総合研究科原爆後障害医療研究施設分子情報制御研究分野教授 |
江村 亜貴子 |
大学院医歯薬学総合研究科原爆後障害医療研究施設分子情報制御研究分野研究補助員 |
*責任者
研究機器
- 2次元高速液体クロマトグラフィーシステム(Gilson)
タンパクを2次元で分画する機器である。再現性に優れ、ミクログラムの微量な試料から分析が可能である。プロテオミクス研究に利用可能である。
- 卓上型超遠心機(OPT-MAX, Beckman)
微量な生体試料を遠心分離する機器である。1mlのチューブが利用できる。
温度コントロールも設置されており、冷却での分離ができる。
- 高速冷却遠心機(GRX-250, Tomy)
大量の生体試料を分離することを目的とした機器である。250mlチューブを6本かけることが可能である。生体試料の分離に必須の機器である。
- 分光蛍光光度計(RF-5300PC, Shimadzu)
蛍光発色した試料の蛍光度を測定する機器である。微量な生体試料中の酵素活性などの計測に利用できる。
- 紫外可視分光光度計(BIOSPEC-1600, Shimadzu)
視外部から可視部までひろく吸光度を測定する機器である。酵素活性や核酸およびタンパクの濃度を測定することが可能である。
- 多波長マイクロプレートリーダー(Biorad)
96穴のプレートに試料を載せ、同一試料を用いて複数の波長の測定が出来る機器である。Enzyme immunoassayなどに利用可能である。
- 凍結乾燥機(FZ-4-5CL, Labconoco)
精製した試料タンパクを凍結乾燥して安定な状態で保存を可能とする機器である。試料の濃縮も同時に行うことが可能である。
- 原子間力顕微鏡(SPI-3800, Seiko)医学部化学系共同実験室に設置
プローブと試料の原子間力を利用して生体分子表面の解析を行う装置である。解像度は電子顕微鏡に匹敵し、しかも比較的簡単な処理で観察できる。放射線によるDNA2重鎖切断によるDNA2重鎖切断によるDNA損傷の修復機構の解明や、修復機構に関与するRAD51,
54などの組み換えタンパク質を用いて試験管内で遺伝子修復の開始を再構築することが可能である。
- 超高速細胞分取装置(Beckton-Dickinson社Vantage)医学部・歯学部附属病院に設置
ステムセルの分取と精製を可能とする機器である。超高速での分離が可能であり、たとえば、ヒトや動物の骨髄からステムセルを分取精製し、血管や心筋の再生医療への応用を行う上で必須の機器である。
- 滅菌用オートクレイブ(Miura Kogyo社、S-220F)アニマルセンターに設置
細胞生物学的実験や動物実験を行うための器具の滅菌を行う機器である。大量の細胞培養器具や培養液の準備を短時間で行うことが可能であり、放射線生物学実験に必須の機器である。
|
|
|