長崎大学原爆後障害医療研究所 災害復興科学分野(原研復興)

教室紹介

 原爆後障害医療研究所災害復興科学分野(原研復興)は、1997年4月の原爆後障害医療研究施設(当時)の改組によって新設された放射線疫学分野(原研疫学)がその前身であり、初代の柴田義貞教授は1998年12月に着任しました。柴田教授退官後、2008年4月からは高村昇が主任教授として着任し、2011年4月と2025年4月の改組に伴う分野名の変更を経て現在に至っています。

 当研究分野では、チョルノビリ原子力発電所事故などの被災者をはじめとする世界のヒバクシャに関する研究や医療支援を行ってきたほか、2011年3月の東京電力福島第一原子力発電所事故後は、直後の危機対応(クライシスコミュニケーション)から被災地域の復興に資するリスクコミュニケーションにあたっており、福島県双葉郡川内村、富岡町、大熊町、双葉町に復興推進拠点を設置し、福島の復興支援、及び復興に資する研究活動を行っています。

研究内容

  • 福島における復興支援と被ばく医療研究
  • 福島における被ばくリスク評価研究
  • チョルノビリにおける臨床疫学調査
  • 環境放射能評価
 原研復興は、被ばく医療学、国際保健、社会医学に興味を持つ医療関係者、研究者、大学院生や学部学生を幅広く受け入れ、また学内外の医療機関、地方自治体とも連携しながら各種プロジェクトを展開しています。

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