プログラム【講師略歴・講演要旨】
 
プログラム>【講師略歴・講演要旨】開原成允「日本社会とデータベース」

開原成允
開原 成允  Shigekoto Kaihara
1937年生まれ。東京大学医学部卒業。内科学専攻、医学博士。
フルブライト留学生として、米国ボルチモア市 Johns Hopkins Hospitalに留学、臨床と研究に従事。帰国後、東京大学医学部講師を経て、教授、中央医療情報部長。この間、東京大学附属図書館長、東京大学広報委員長などを兼務。定年退官後、国立大蔵病院長、医療情報システム開発センター理事長などを経て、現在に至る。専門は、医療管理学、医療情報学。東京大学名誉教授。


日本社会とデータベース
 データベースに関する社会の認識が日本と欧米諸国では少し異なっているという印象を私は持っている。具体的には、日本にはデータベースが少ない、学術的や行政的にデータベースを使って意思決定をすることが少ない、データベースを作ることへの評価が低い、データベースを広く社会全体で使うというよりは組織が独占する傾向があるなどである。 なぜこのような状況になっているのかを考察してみると、日本社会の特徴が浮かび上がってくる。今後もこのままでいいのかを本講演では考えてみたい。こうした中にあって、長崎大学のデータベースは貴重な例で、データベースのあり方に対して示唆を与えている。
 
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