プログラム【講師略歴・講演要旨】
 
プログラム>【講師略歴・講演要旨】岡島俊三「原爆被災学術資料センター発足当時の思い出」

岡島俊三
岡島 俊三  Shunzo Okajima
1920年生まれ。名古屋帝国大学理学部卒業。物理学専攻、医学博士。
名古屋大学理学部助手、名古屋大学医学部講師を経て1963年長崎大学医学部附属原爆後障害医療研究施設教授。この間、長崎大学医学部附属原爆後障害医療研究施設長、原爆被災学術資料センター長、長崎大学RIセンター所長などを兼務。1985年長崎大学停年退職。専門は放射線物理学。長崎大学名誉教授。


原爆被災学術資料センター発足当時の思い出
 昭和45年12月原爆後障害医療研究施設長に任ぜられた時、施設の研究所への昇格と、原爆資料センターの創設を実現すべく、要望書を提出した。このうち原爆資料センターのみが昭和47年実現し、センター長を仰せつかった。センターには資料調査部と病理部の2部門があり、資料調査部の主任も兼ねることになる。昭和50年に建物が完成し、資料調査部門では原爆被爆者のデータベース作成を目指すことになる。必要なコンピュータの選定につき検討の結果、特にソフトにおいて格段に優れているIBMのコンピュータ導入を文部省に申請した。しかし当時政府の施設へのコンピュータ導入は国産機に限るという閣議決定があり、交渉は難航したが、昭和52年導入に成功、昭和53年から担当者の必死の努力により、かなりの歳月を要したが、被爆者のデータベースは完成をみるに至った。
 
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