センター概要
目的
長崎大学放射線総合センターは、長崎大学の先端研究・学術推進組織として、放射線に関する教育及び放射線安全管理に関する指導助言並びに放射線を用いる教育研究の推進及び支援を行い、もって本学の教育研究の進展に資することを目的として2021年10月に設置されました。主なミッションは次の4つです。
① センターの施設及び設備の共同利用
学内唯一の研究用放射線同位元素等使用承認施設として、適切に放射線安全管理された研究環境を提供しています。
② 放射線教育
放射性同位元素等規制法等に規定された全学対象の教育訓練、学生への講義・実習、学外への出前授業等の幅広い放射線教育を行なっています。
③ 放射線の管理及び安全取扱いに関する指導助言
全学の線源管理、放射線測定、被ばく線量評価、及び法的な対応への助言を行っています。また原子力災害対策本部・高度被ばく医療支援センター線量評価部門として、放射線緊急時にも対応します。
④ 放射線を用いる教育研究の支援
BSL-3エリアに設置した小動物用PET/SPECT/CTをはじめとして、HPGe半導体放射線検出器、ガンマ線照射装置などを用いた研究を支援しています。これらは全国共同利用・共同研究拠点「放射線災害医科学研究拠点」の仕組みにより学外共同研究者も受け入れています。

沿革
- 1978
- RIセンター開所(学内措置)
- 1991
- アイソトープ総合センター設置(省令施設)
- 1996
- アイソトープ総合センター竣工、開所
- 2003
- 先導生命科学研究支援センター・アイソトープ実験施設に改組
- 2004
- ガンマ線照射装置設置(原研4階)
- 2012
- 感染症分子イメージングエリ(BSL3)整備、小動物用PET/SPECT/CT設置
- 2014
- 専任教員(教授、助教)が原爆後障害医療研究所放射線リスク制御部門に配置換
- 2021
- 放射線総合センターに改組