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病理解剖や手術切除(摘出)組織より検査材料を採取します。 |
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試料を自己分解や腐敗による劣化から保護するため、ホルマリン液などを用いて化学処理を行い、あらゆる生化学反応を停止させます。 |
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摘出された臓器・組織は、病理医が肉眼で病変の部位、大きさ、性状、広がりを確認し、診断に必要な部分を必要な数だけ切りとります。 |
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組織を薄く切るには、パラフィンブロックを用いますが、パラフィンを組織に浸透させるために、アルコールや有機溶媒を用いた自動包埋装置を使用します。 |
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パラフィンで固められた組織をミクロトームという機器を用いて厚さ2〜3μm程度に薄く切り、スライドガラスに貼り付けます。 |
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ガラス標本染色には、おもにHE染色(ヘマトキシリン・エオジン染色)や特殊染色(アザン・マロリー染色、鍍銀染色、免疫染色)があります。 |
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病変の有無や性状、良性悪性の鑑別、治療方針の根拠、その他の所見を明らかにします。 |