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被爆者に関する医療情報を収集し、被爆者データベースを構築してきました。主な情報は健康診断検査成績と死亡原因です。毎月、情報の蓄積および更新を行っています。また、これらの情報を用いた死亡率の解析では次のような結果が得られています。
1)被曝線量が高いものにはがん死亡が多いこと、
2)健康診断をよく受診している者は延命であることなどであります。
これらの情報は研究のみならず、被爆者の健康管理にも活用されています。原爆健診の際、過去の検査成績を表示して被爆者に提供したり、医師の診断支援に役だっています。今後は、国際的なデータリンケージをはかり、被爆者データベースの拡張を行っていきます。 |
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