原爆災害調査資料は、故 調来助博士(元長崎大学名誉教授・医学部第一外科教授)が原爆直後の1945年10月に被災者5,778人を対象に原子爆弾による人への被害を調べるために行ったものです。調査資料は1990年10月に純子夫人より財団法人放射線影響研究所へ寄贈され、同研究所に保管されていました。このたびこの資料が被爆大学である本学にとって非常に貴重な資料であるため同研究所と協議を重ね、2004年8月に本学および同研究所に資料のレプリカ(複製品)を展示することで合意いたしました。また、レプリカ作製にあたっては、その費用の一部に故 調 来助博士のご長女である調 朝子様からのご寄付を充てさせていただきましたことをここに感謝申し上げます。2015年8月に原爆復興70年を記念して、公益財団法人放射線影響研究所より本学へ移管されました。
平成27年8月9日
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