1 福島医大こころのケアチーム
大震災・原発事故の後、福島医大こころのケアチームは、避難所の巡回と支援者のケア、保健所での個別相談、 入院ケースへの対応、在宅支援などの事業を行ってきた。 放射能汚染への不安を抱く親への対応も課題となった。
2 こころのケア ― その課題と方向性
今後のこころのケアには次のような課題がある。 1)精神疾患患者の治療の継続と維持、2)震災・原発事故のために新たに発生するPTSDやアルコール依存などへの早期介入、3)高齢者の認知機能低下の抑止、4)自殺の抑止、5)医療・福祉スタッフのメンタルケア力の向上、などである。 長期にわたり活動する全県的な心のケアセンターの設置、こどもの心のケアチームの設置を県と相談しながら進めようとしているところである。
|