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ヒストンの翻訳後修飾は、エピゲノム(ゲノムDNA配列の変化を伴わない遺伝子発現変化)本体の一つである。RNAポリメラーゼII(Pol2)は、ヒストンシャペロンや転写促進因子の補助により、ヌクレオソームを元の位置に維持しつつ転写を行うことができる。我々はヘテロクロマチンに特徴的な翻訳後修飾であるヒストンH3のLys-9のメチル化に関わる因子として、Pol2のカルボキシ末端領域(CTD)と相互作用するヒストンシャペロンSpt6を同定した。我々の未発表の解析結果を基に、転写機構とエピゲノムの接点についてお伝えし、議論できればと考えている。
−参考論文−
Kato H, Goto DB, Martienssen RA, Urano T, Furukawa K and Murakami Y.: RNA polymerase II is required for RNAi-dependent heterochromatin assembly. Science 309: 467-469, 2005【Times Cited: 127】(ISI 121911) |
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