長崎大学グローバルCOEプログラム「放射線健康リスク制御国際戦略拠点」
長崎大学
JAPANESEENGLISH
活動Activities
ホーム活動セミナー>第20回グローバルCOEセミナー
 
第20回グローバルCOEセミナー

中国における精神衛生事情
−上海市および四川大地震について−


シャオ・ザーピン教授
中国・上海市精神衛生センター・WHO協力センター



上海市の精神疾患患者数はこの30年で4倍に膨れ上がっている。上海市精神衛生センターの肖沢萍(シャオ・ザーピン)教授は、上海市の精神疾患患者は登録されているだけで約16万人であるが、実際は20万人近くに上がると指摘している。だが、市内42か所の精神衛生機関には1万1000人しか収容されておらず、患者のおよそ90%は「支援の手が行き届いていない状態」だという。そのため頻繁に問題を起こす患者もおり、大きな社会問題となっている。上海市精神衛生センターは約2000床を有する上海唯一の精神科施設であり、上海WHOセンターでもある。また、長崎大学と学術交流を有する上海交通大学の精神神経科部門を担っている。四川大地震後、多くの成人や子供たちがメンタル問題を抱えておりさらなる支援が必要と考えられる。今後は各自治体に支援センターを設け、精神疾患者が安心して社会生活を送れるよう、地域ぐるみで見守る体制を整えることが課題である。
 
home
ご挨拶
概要
組織
プロジェクト
国際放射線保健医療研究
原爆医療研究
放射線基礎生命科学研究
活動
セミナー
シンポジウム
ワークショップ・講演会
学術交流
e-Learning・遠隔教育
海外学会参加報告
WHOとの連携事業
出版
業績
人材募集
ニュース
一般の皆さまへ
放射線診療への不安に
お答えします。
放射能Q&A
プロジェクト紹介
(長崎大学広報紙)-PDF9MB
チェルノブイリ原発訪問記
大学院生 平良文亨
関連リンク
サイトマップ