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第28回グローバルCOEセミナー

放射線看護と大学院における看護管理学へのとりくみ


岩永喜久子教授
群馬大学医学部保健学科



1. 放射線看護師の育成について
 今日の、放射線に係る治療は著しく発展している。一方、看護としての「放射線看護」は、その専門的な知識と技術が求められているにもかかわらず、看護教育においてはほとんど「放射線看護学」として教授されておらず、かつ臨床実習も行われていない。実習病棟に受け持つ患者がいる場合には、放射線看護も含めて実習を行う。同様に、放射線看護としての臨床実践も特殊な分野とされ、研究も遅れているのが現状である。
 しかし、昨今の医療を取り巻く環境は激変しており、これまで以上に看護師には複雑化した個別の患者ニーズに応じた専門的対応が求められるようになってきている。このような趨勢のもと、2008年、放射線看護に関する専門的な支援ができる認定看護師として「がん放射線療法看護」分野が認定され、今後輩出されるようになった。
 認定とは医師の専門医制度のように、看護師の資格認定制度であり、看護の特定分野について高度な知識と技術を備えた看護師が認定されるものである。この認定制度はまだ新しく、大学院修士課程修了の専門看護師(1994年)と半年間以上の教育を受けた認定看護師(1995年)、および認定看護管理者(1998年)の教育制度である。医療法の改正により、専門看護師と認定看護師が所属している施設はその看護師による質の高い看護を提供できるとした宣伝が可能となったため、社会的にも認められるようになってきた。 
 2008年8月現在の専門看護師の分野は10分野(がん看護、精神看護、地域看護、老人看護、小児看護、母性看護、慢性疾患看護、急性・重症患者看護、感染症看護、家族支援)であり、認定看護分野は19分野である。登録されたものは専門看護師238名、認定看護師4458名と両者ともまだ少ない。教育機関は34大学院と31教育機関であり、2009年には新たな15教育機関16教育課程が始動する予定であり、がん放射線療法看護の1機関が認定された。

2. 大学院教育における看護管理学としての取り組み
 演者が所属する医学部保健学科と大学院博士前期課程および後期課程について簡単に紹介する。
 また、先述の内容は、看護管理学の「人材の育成」や「看護教育」の一端として含まれる。これらを踏まえ、看護管理学的視点から、演者がこれまで大学院で行ってきた(1)大学院博士前期課程と後期課程における看護管理学教育、(2)大学医学部附属病における看護職の人材育成に関する取り組み、(3)看護専門外来について、(4)群馬県看護協会における看護管理者育成についてなどを紹介しながら、学部生も含めた看護職の育成について概観する。

感じていること

 自分で考えて行動できる学生さんを育てていきたい。早期離職やバーンアウトが多い職種であるので、自信と望みを持って自分の道を切り開いていってほしい。そのために、誰でも楽しく、生き生きと、自分の力を発揮できるような組織創りを目指して研修などを行っている。
 臨床現場の経験を生かして、看護教育と臨床現場の融合を目指している。教育側は臨床側を、臨床側は教育側を理解して学びあい、より良い人材を育てていきたい。私も育ててもらっている。
 
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