長崎大学グローバルCOEプログラム「放射線健康リスク制御国際戦略拠点」
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第62回グローバルCOEセミナー

脳高次機能疾患、老化、慢性疼痛における後生的遺伝子修飾
=ゲノム解析だけではわからない神経可塑的変化における
エピジェネティクス遺伝子発現制御機構の関与=


成田 年先生
星薬科大学薬品毒性学教室准教授


 近年、様々な孤発性難治疾患の発現メカニズムとしてゲノムに書かれた遺伝情報が変更されることなく、個体発生や細胞分化の過程において遺伝子発現が制御される、いわゆる「エピジェネティクス」現象が注目されるようになってきている。
 エピジェネティクスの重要な役割は、DNA 塩基性配列の変化を伴わず、ゲノム上の多数の遺伝子を選択的に活性化または不活性化し、ゲノムの遺伝子情報を高次元に制御することである。個々の細胞内では、様々な刺激によって晩発的、後生的に遺伝子活用が制御され、例えばある種の刺激はDNA 塩基性配列には影響を与えることなく、特定の機能蛋白質の発現を強く、そして長期的に制御する。それがいわゆる「難治性」の疾患となっていくプロセスとなる。広域にいえば、すべての生命現象にこのエピジェネティクス修飾が関与しているといっても過言ではない。そこで本講演では、脳高次機能疾患、老化、慢性疼痛における中枢性エピジェネティクス修飾の可能性について概説する。
 
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