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篠原 邦彦 先生
独立行政法人 日本原子力研究開発機構
東海研究開発センター 核燃料サイクル工学研究所研究主席 兼リスクコミュニケーション室長 |
原子力については、温室効果ガス排出低減化やエネルギー資源確保の観点から、世界的にその役割が見直され新規建設や計画が相次いでおり、原子力ルネッサンスとも言われています。一方、大規模地震や事故、それに伴う不祥事もあり、原子力のリスクについての国民の不安も存在します。原子力や放射線のリスクを非専門家に正しく理解してもらうことは大変難しいですが、情報公開が強く求められる時代にあって、「一方的安全主張型」の広報では国民の理解を得ることは困難です。原子力に内在するリスクを認め、平易な言葉で説明し、関連する利害関係者と双方向コミュニケーションを重ね、リスクの理解や問題解決に向けて共考すること、いわゆるリスクコミュニケーションが求められています。
本講演では、日本原子力研究開発機構核燃料サイクル工学研究所における原子力分野のリスクコミュニケーションの具体的事例を紹介していただくとともに、実施に当ってのご経験や問題点などについても紹介していただきます。 |
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