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故永井隆博士は被爆直後の1945年8月11日から2か月間、三山救護所で自らの重傷にもかかわらず、献身的に救護活動を行われました。今回、永井博士没後60年を記念して、永井博士に関係する資料および写真を職員、学生および一般の方にご覧いただきたく展示いたしました。永井博士による「原子爆弾救護報告」の原本、永井博士を撮影したガラス乾板などの資料や三山救護所での永井博士、1946年11月にヘンショー博士が撮影された浦上地区のカラー写真のほか、 「長崎の鐘」レプリカの製作風景などの写真を展示致しました。 |
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原子野の聖人とも讃えられた永井隆博士の没後60年を記念して、長崎大学医学部原爆死没者慰霊祭に合わせた企画展示が、「献身」というテーマで開催されます。『歴史を学ぶことは、未来への責任を持つこと』だと言われます。広島、長崎の原爆被災という理不尽さを越えた復興の歩みが、いま未曾有の原発震災に見舞われた福島で生かされようとしています。無念のうちに亡くなられた原爆被爆者の御霊に応えるべく、今塗炭の苦しみにある福島の避難住民らへの献身的な医療協力が求められています。
永井隆博士の『長崎の鐘』は、被爆直後に書かれた『原子爆弾救護報告書』が元となり、科学的精神の重要性と理性を越えた霊性を大切にしています。ぜひ、長崎大学の特徴である原研施設が大切にしてきた永井隆精神の一端に触れ、本企画の趣旨をご理解の上、ひとりひとりの行動規範に『如己愛人』の心を基本とする『献身』を忘れないで欲しいと心から念願します。 |
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福島県立医科大学副学長
長崎大学大学院教授
山 下 俊 一 |
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日時 平成23年8月8日(月)10時30分~
場所 長崎大学医学部基礎棟1階ロビー |
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■開会挨拶 |
医学部長 |
松山俊文 |
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■祝 辞 |
永井隆記念館館長 |
永井徳三郎 |
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■祝 辞 |
長崎医学同窓会副会長 |
下川 功 |
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【 資料の部 】
全16点 |
【 写真の部 】
全28点 |
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※クリックすると展示した資料、写真の一覧がご覧になれます。 |
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永井隆の精神を引継ぐ |
※写真をクリックすると拡大表示 |
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