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ベラルーシ共和国・ロシア連邦派遣報告書 |
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3月8日から公衆衛生学分野の高村昇准教授と大宮正範調整官がベラルーシ共和国とロシア連邦を訪問しました。高村准教授らは、まずベラルーシ共和国の首都ミンスクで保健省を訪問してシェフチュック副大臣と会談し、チェルノブイリ医療支援、共同研究について、長崎大学がベラルーシ共和国への代表部を設立することも含めて積極的に行っていくことで合意しました。また同共和国の首都ミンスクでは、ベラルーシ医科大学、ベラルーシ医師卒後教育大学を訪問し、今後の被ばく医療学分野における共同研究の方向性や人材交流について協議したほか、駐ベラルーシ共和国日本大使館の松崎大使とも会談し、草の根無償支援等を通じた同共和国への支援を大使館と長崎大学が協力して行うことで合意しました。
ミンスクに続いて、高村准教授らは事故の影響を最も受けた同共和国のゴメリ州を訪問し、これまでも共同研究、人事交流を活発に行ってきたゴメリ医科大学や旧診断センターを訪問し、今後の共同研究等について協議を行いました。具体的には本年4月に長崎大学からゴメリ医科大学に遠隔講義を実施するほか、医師・専門家に加えて事故の影響で甲状腺がんを罹患した医学部学生を長崎に招へいし、研修を行う予定です。
さらに、高村准教授らはやはり事故の影響を受けたロシア連邦のブリヤンスク州で検診活動を行っている同州立第二診断センターを訪問し、ヒバクシャのフォローアップ調査についての共同研究打ち合わせを行いました。この調査の遂行のため、長崎大学は超音波装置(エコー)を貸与することになっており、高村准教授による装置の取り扱いについての説明が行われました。
これまでの実績と今回の成果を踏まえて、今後被ばく医療分野における多様な共同研究の進展が期待されます。
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ゴメリ医科大学において甲状腺がん術後の医学生らと打合せを行う高村准教授と大宮調整官。 |
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ブリヤンスク州立第二診断センターにおいて超音波装置の取扱いについて協議する高村准教授と現地医療スタッフ |
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