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大石 和徳 先生
長崎大学客員教授、大阪大学特任教授 |
デングは熱帯・亜熱帯地域において問題となる蚊媒介性ウイルス感染症であり、その臨床像の特徴は一過性の血小板減少症である。我々はこれまでに、本症患者の末梢血血小板がアポトーシスに陥り、マクロファージのフォスファチジルセリン認識機構を介して貪食クリアランスされることを明らかにした。この臨床的意義について考察する。一方、我々は北タイにおける人獣共通感染菌であるブタレンサ球菌による侵襲性感染症の疫学研究を展開中であり、本症の住民あたりの罹患率や感染様式を明らかにしている。これらの見過ごされている熱帯感染症の病態について議論する。 |
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